
デザイナーの山口絵理子です。 作っている時のインスピレーションの原点やこだわりを ご紹介いたします。
サラリ ポロ シャツ コットン
ありきたりじゃない、
ポロシャツに個性を。
「ポロ生地」について皆さんはどんな印象がありますか?
私は、コンサバでゴルフをする人の着るもの、くらいにしかイメージがありませんでした。しかし、バングラデシュやインドで過ごしていると、英国の植民地だったことから、「ポロシャツ」に対する愛情の強さにびっくりします。
「ジャージー生地よりも通気性があるし、ビジネスマンっぽく見えるでしょう?」と無邪気な顔で現地のスタッフが話しかけてきたとき、「自分なりにポロシャツを解釈してみたいなあ」と、思ったのです。
確かにポロ生地は実際にバングラデシュでもインドでも至るところで生産されており、厚さもさまざまです。
しかし大抵、作られているものは非常に薄手。白い場合は下着が透けてしまうのでは?と思うほどの薄さでした。
そのためポロシャツ作りは、生地の生産工場と話し合い、適度な厚さが感じられるポロ生地を作るところから始まったのです。
従来のポロシャツは、英国紳士のエレガントさを表現した、非常にジャストサイズのデザインが主流です。ですが私は、そこから崩したいと思いました。
ショルダーはドロップ(落ち気味)に、身幅にはゆとりを持たせ、そして袖は半端な5分に。すべてのポイントで、ERIKO YAMAGUCHIらしいサイジングをすることを目指しました。
クラシカル×崩したシルエットの
バランスを楽しむ
シルエットに個性を与えた分、襟元や襟幅、ボタンなどのデザインは、あえてクラシックなものを踏襲しました。そうすることで「ポロシャツみたいだけれど、なんか面白い。力が抜けた感じ」という、心地よい違和感を目指したのです。
パンツにポロシャツというコンサバなスタイルでも、少しレトロな個性を感じてもらえたら嬉しいです。
Sarari Polo Shirt Cotton
サラリ ポロ シャツ コットン
¥19,800(税込)








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