デザイナーの山口絵理子です。 作っている時のインスピレーションの原点やこだわりを ご紹介いたします。
【インスピレーション】
今季のシーズンを作り始めた頃からパンチのある色や柄が少ない種類でも
絶対に必要だと思っていました。
それはインドの道を歩けば、あまりにも多くの鮮やかな色が見えて、
パワーを放っているからです。
その色彩のある衣服を作り上げるにあたり、これまでのハンドペイントの試行錯誤の経験から、
生地がのっぺりしたものだと少し子供っぽく見えることを学んでいました。
だから「やるならシースルー的なものだ」と思い、インドの仲間に生地の選択肢を聞いていたんです。
その結果、提案してくれたのがこのものすごく薄いシルク生地。
シルク独特の光沢感ではなく、かなりマットな質感でとても好きになりました。
非常に薄手のシルクのため触ると「これ服になるの?!」という感覚もあり不安だったのですが、
とりあえず「2mだけやってみて!」とペインターに依頼。
出来上がった生地は封筒に入った状態で送られてきて、「え、、、薄い。。。」とさらに不安を感じましたが、
いざ開けてみると「これだ!欲しかったのは!」と感激しました。
【こだわり】
シースルーだからこそ強い色づかいがあった方が良いと思い、グレー地には赤や青をアクセントに使った羽のデザイン。
もう一色はベースが鮮やかなピーコックブルーを選びました。
柄自体はインドの職人が作り上げたものだから、躍動感と現場感が感じられています。
その柄を定番のロングの羽織と、スタンドカラーのシャツに使いました。
生地が繊細なので、ボタンの付け方などは細心の注意を払っています。
【MyStyling】
このシャツのいいところは、インナーに使っても羽織として使っても全体のスタイルが一気にモードになるところ。 秋冬の装いのアクセントとしてぜひ取り入れてみてください。
Miyabi Stand/C Shirt HP Chiffon
ミヤビ スタンド カラー シャツ ハンドペイント シフォン
¥39,600(税込)
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