「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とする株式会社マザーハウス(所在地:東京都台東区、代表:山口絵理子)は、アパレルブランド「E.(イードット)」の新ライン「ERIKO YAMAGUCHI」を発表、2022年9月3日(土)より販売開始します。デザイナー自身の名を冠した新しいラインは、服やバッグ、ジュエリーなどのファッションアイテムを通じて、自らの世界観を表現するコレクションラインです。アジア各国の職人の技術と世界各地の素材を活かし、国籍や性別、年齢などの差異を乗り越え、身にまとうことができる境界のない世界観を提案します。
「ERIKO YAMAGUCHI」について ーブランドコンセプト・特徴ー
2019年の立ち上げ以来、インド綿”カディ”を中心に、天然素材の新しい可能性を追求してきたアパレルブランド「E.」。E.の新ラインは、東洋的な「布をまとう」感覚と、「揺れ」や「弛み(たわみ)」といった天然素材が持つ独特の遊び感を大事にしながら、都会に馴染む現代的なシルエットと色使いを意識したラインナップで、ナチュラルなだけではない、天然素材の新しい可能性を引き出しています。
「なにものではない、ではなく、なにものでもある。目指すのは、とらわれない”らしさ”を引き出すこと」
既存の概念にとらわれず、「女性らしさ」や「男性らしさ」さえも意識することなく、徹底した素材との対話から生まれたデザインには、性別や年齢を問わないボーダーレスな表現が導き出されており、着る人の持つ雰囲気や体型に合わせて表情を変えます。
ファーストシーズンのコンセプトは ”Beyond the difference, something in common.” 。差異を越えた境界のない世界。国籍、性別、年齢、さまざまな違いを乗り越え、その先に理解や喜びなど共通の何かを探していく。そんな哲学をアイテムに込めて、身にまとうことができる境界のない世界観を提案していきます。
〈ERIKO YAMAGUCHI〉2022AW Collection Movie
MATOU
「布をまとう」感覚と、身体性を軸にしてデザインされたシリーズ。
< Matou Coat 8 wale Cordury >
重厚感と光沢のあるコーデュロイ素材で仕立てた、オープンカラーが特徴的なコート。身頃全体を包むゆったりとしたサイズ感でありながら、トップスを着込んでもすっきりとした印象で合わせられる。細部にはゴールドのジッパーを使用することで上品なアクセントになり、幅広いシーンで活躍してくれる一着。
< Matou Light Outer 56dt twill Khadi >
手紡ぎ手織りのぬくもり溢れる生地感を100%活かしたアウター。まさに「まとう」ような着用感は、素材の軽さと共に、肩も腕も身幅もゆとりがあるデザインから生まれる。細身の人が着ても、生地の柔らかさによってオーバーサイズに見えず、どんな体系でもフィットするシルエットを作り出す。ブランドの理念を体現する、ユニセックス、フリーサイズなデザイン。
OBI
着物の「帯」からインスピレーションを受けたシリーズ。特徴的なベルトによって、様々なスタイリングが可能な機能性を持ち合わせる。
< Obi Reversible One-piece 0 Khadi >
帯に見立てたベルト部分に加え、洋服自体を前後どちらでも着ることができるワンピース。4通りの異なる表情を楽しめる。
METAMO
「Metamorphosis(変容)」が語源。伸縮性がある生地によって、着る人によってシルエットが変容。体形に合わせた正解をつくってくれる。
< Metamo Knit Tunic Wool Lycra >
上質なウールの糸をやわらかに編み上げた、ユニセックスプルオーバー。柔らかなニットで仕立てたドルマンスリーブと、腰回りがすっぽり隠れる丈がリラックス感を演出。体型も性別も選ばない、万能な1枚。
モードなスタイリングを演出するバッグ・アクセサリー
つぶらな瞳とピンとたった耳が愛嬌たっぷりの「Tama Mini Bag」。やわらかい1枚革で作られたシルエットは、ふっくらと立体的なものに。手持ちでもショルダーでも、スタイリングにアクセントを添えます。キノコの有機的なフォルムをイメージして作られた「Kinoko Bag」は、有機的な曲線を特徴に持ちながら、レザーはハリのある艶やかなブラックレザーを使用することで、あくまでモードな印象を与えます。「MAMETA(リング・ピアス)」は、「種」の形にインスピレーションを受け、インドネシアで採れる「木化石」や「カルセドニー」をあしらいました。5種類のストーンには、それぞれ個性豊かな表情があり、カラフルな色合いで手元と耳元を彩ります。
デザイナー・山口絵理子より、新ライン立ち上げに対するメッセージ
マザーハウス設立から16年目にして、デザイナーとして100%「自分自身」の世界観を表現するステージに登りたいと思い、E.の中に新しいラインをスタートすることに決めました。自分自身の名前のラインでは、すごく正直に、真っ直ぐ自分を表現していきたいです。「まんま」の自分を掘り起こして、「ああ、これこれ、自分だった!」みたいな再発見があるような服を作りたいなって、抽象的ですが思っています。
年齢や性別、国籍などの「違い」よりも「共通の何か」を探していく。そんな哲学をファッションアイテムに込めて、「ERIKO YAMAGUCHI」をお届けしていきます。
【関連情報】
発売日:2022年9月3日(土)
web:https://www.erikoyamaguchi.jp/collection/ERIKOYAMAGUCHI/2022aw/
【山口絵理子(代表取締役 兼 チーフデザイナー)プロフィール】
1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程を卒業後、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして、株式会社マザーハウスを設立。経営者としての顔を持ちつつ、「MOTHERHOUSE」、「 Jewelry MOTHERHOUSE」、「 E. (イードット)」の3ブランドにおけるデザイナーとして、バッグ、ジュエリー、アパレルのプロダクトデザインを行っている。 WWDジャパン「NEXT LEADERS 2020」選出。著作に「Third Way」「裸でも生きる」がある。
【E.について】
E.は、2019年にマザーハウスから誕生したアパレルブランドです。”Fabric of Freedom 自由をまとう布で、あなたを自由に” をコンセプトに、天然素材の新しい可能性を追及して、アパレル製品の生産・販売を行っています。ブランドを代表する素材「カディ」は、インド独立の歴史を担ったことから「Fabric of Freedom」と呼ばれる、手紡ぎ・手織りのコットン生地です。職人の手によって一本一本紡がれた糸は「不均一性」を持ち、生地の立体感という手に触れてわかる個性だけでなく、ふんわりと空気を含む通気性と、やわらかな風合いによる着心地の良さ生み出します。
【株式会社マザーハウスについて】
『途上国から世界に通用するブランドをつくる』という理念を掲げ、「途上国」の可能性を「モノづくり」を通じて世界中のお客様にお届けしています。2006年の設立以来、バングラデシュをはじめ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの計6か国で、それぞれの素材や文化を活かしたファッションアイテムを作り続けています。2022年7月現在、国内36店舗、台湾4店舗、香港1店舗、シンガポール1店舗を展開しています。
【会社概要】
会社名 株式会社マザーハウス
所在地 東京都台東区台東2-27-3 NSKビル2F
設立 2006年3月9日
資本金 27,950,000円
事業内容 発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売
代表 山口絵理子