
デザイナーの山口絵理子です。 作っている時のインスピレーションの原点やこだわりを ご紹介いたします。
【インスピレーション】
革と長く向き合ってきた自分が衣服を始めるようになって、絶対いつか革で服を作りたいと思っていました。 一番最初に挑戦すべきは、ERIKO YAMAGUCHIの一番人気アイテムだと思い、バングラデシュで職人たちと挑戦しました。
最初にサンプルを見せると「これはメンズ?レディース?ジャケットなの?コートなの?」
とクエスチョンマークがたくさんついた職人の顔が。。。
そして「これを僕たちが生産するの?え?どうやって?」と質問がエンドレス。
最高のバッグ職人であるモルシェドに「きっとできるよ!」と満面の笑みを浮かべながら、
これまでのコットンのMatouコートをじっくり観察するように伝えました。
それからパタンナーの後藤さんが送ってくれたパターンと睨めっこして数日。
「今日から始めるよ。」と彼はゆっくり革を裁断し、バッグの何倍も時間をかけてMATOUコートを作りました。
できた時にはLINEで連絡をくれるのですが、自分が着用した写真を送ってくれて、
その顔がなんとも誇らしいこと!!!それがこちらです!
【こだわり】
最もこだわったのは衣服用の革の開発で、1年ちょっとかかりました。
バングラデシュは衣服は主要産業ですが、みんなポリエステルなどで、革の衣服を作っている工場は皆無。
そのため、種類、なめし方、薄さ、ストレッチ感など全ての指標がない状態から開発がスタートしました。
私は「革の衣服は重い」という懸念があったので、最大限の軽さを追い求めましたが、
最初にできた革はシワのでき方に不満があり、再開発に。
次はしなやかにできましたがテカリが嫌で、マットさを改良。
そんなプロセスでようやくできた服向けの革。
きっと、革の衣服のイメージを覆す着心地になっているはずです。
【My styling】
ロングのコートもお気に入りですが、私は特にショート丈ブルゾンの"カーキ"が一押し。
下はワイドなパンツと合わせて。
Matou Leather Coat
マトウ レザー コート
¥148,500(税込)

















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