デザイナーの山口絵理子です。 作っている時のインスピレーションの原点やこだわりを ご紹介いたします。
スタンドカラーシャツに最適の生地を。
150dt twillの生地が大好きな私。
「この生地の魅力が最も表現できるシャツは、スタンドカラーに違いない」
そう確信していた私は、つくる前から、オーバーサイズのシルエットと、首が詰まったスタンドカラーの高さ、大きめのカフスなど何だか、とっても鮮明なイメージを持っていました。
そしてパタンナーの後藤さんが、それを忠実に形にしてくれたときに、「買う」と即座に言いました(笑)。

綾織(あやおり)による
柔らかく上品な生地感
実はERIKO YAMAGUCHI でシャツを作ったのは、これが初めてです。
春夏シーズンの制作がはじまったとき、「ERIKO YAMAGUCHIの定番のシャツにする気持ち」でこのシャツを作ろうと思いました。
そんな思いのきっかけになったのは、やっぱり150dt twillに触れたときです。
インドの工房ではインド各地から手で織られた生地が届きます。
これまで150dt PLAIN と言う生地を多く使ってきたのですが、それはつまり「平織」なんですね。
縦糸と横糸が垂直に交差しながら孔子模様を作ります。
しかし、TWILLは「綾織」。斜めにデニム生地のように地の目が見えています。

平織よりも柔らかく、そして光沢感が出る。たまらないエレガントさと気品があるのです。

かっちりしすぎない「抜け感」も楽しむ。
150dt twill生地の個性を真面目に表現するとジャストサイズの襟のついたシャツになり、それはきっとオフィスでも違和感のないシャツになります。
でも私は、わざと大きめサイズにして力の抜いた感じにしてみたかった。

要素同士の掛け算は全てのモノづくりの基本です。
この基本こそが、デザイナーの個性の軸になると思っています。
私は気品がある素材ならば崩す。
カジュアルすぎる素材ならばきちんとしたモデルにする。
そうした掛け算で、これまでにないものを作り出したいのです。

スナップボタンという個性
このシャツの個性を特徴付けているのは、やっぱりボタンかもしれません。
4つ穴の通常の貝ボタンではなく、カチ、カチとはめるスナップボタンが私は好きです。
操作が楽だし、何よりこのドーム型の「マルポチ」が、穴の開いたボタンより、ちょっとふざけていて、かわいらしく感じるのです。(笑)


こだわりの「シャツにポケット」。
シャツにポケットをつけるのが、私の夢だったんです!
ずっとやりたかったことなんですが、生地が薄いとポケットの形が透けてしまうとか、ポケットの中に入れるものの重さでシャツのシルエットが崩れるとか、さまざまな懸念事項があって、これまで実現してこなかったのです。
ですが、さすがERIKO YAMAGUCHI。
私の好きなように作らせてもらいました。(笑)
「ポケットは、何を入れるかじゃない。そこにあることで、安心するんだ」
そんな私の想いに共感できる方、ぜひお試しください!

Kaname Stand/C Shirt 150tw Khadi
カナメ スタンドカラーシャツ 150dt ツイル カディ
¥31,900(税込)

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