デザイナーの山口絵理子です。 作っている時のインスピレーションの原点やこだわりを ご紹介いたします。
「切り絵」のように
彩りをあしらったアシンメトリー柄
あたかかくなってくると着たくなるのがリネン素材。さらっとして通気性も良く、重宝されます。 今回つくったのは長袖でも、さらっと涼しく夏を乗り切れるようなリネン100%のセーター。
セーターの柄は、実は以前、インドの職人がハンドペイントで描いたスカーフの絵柄をもとに、
まさに「切り絵」のようにデザインを切り取ったセーターなんです。
春夏のシンボルになるような、オリジナル柄を作りたいと思ったときに、
インドやネパールの職人のクリエイティビティを生かしたいと思って、過去のデザインを全部あさりました。(笑)
それをネパールのニット職人に送って、いくつかデザインを作ってもらいました。
そこからさらに、色はもっと夏らしいさわやかな色にしよう、など試行錯誤を経て、
今回のデザインに行きつきました。
とくに黄色のニットは、一緒に開発するメンバーがビックリするくらい、
すっきりとしたデザインに。
デザインの要素を足したり引いたり、ずべてを変えてみたり…こういう試行錯誤のプロセスが、私の中ではしっくりくるんです。
彩りの個性が引き立つ
ユニセックスなテイスト
ニットって、首元に女性らしさ・男性らしさが出やすいアイテムだなって思っています。
襟幅が広いと女性らしくなるし、首元のチューブが太くなると男性らしくなってくる。
Eriko Yamaguchiでは、ユニセックスなアイテムを目指したかったので、 なるべく首元の空きは広すぎず、男性の頭が通るサイズ感にして、首元のチューブはできるだけ細いデザインにしました。
少し首元が詰まった印象にはなりますが、実は前後ろどちらでも正面で着ていただけます。(これはたまたまですが!)
特に青のニットは、前と後ろのデザインが異なるので、コーディネートに合わせて、ぜひ楽しんでほしいです。
またドルマンシルエットなので、肩幅に左右されず着られるのもポイント。
着る人それぞれにフィットする着心地をお楽しみください。
Kirie Jacquard Sweater 12gg Linen
キリエ ジャカード セーター 12ゲージ リネン
¥26,400(税込)
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